デザイナーベビー

『デザイナーベビー』
受精卵の段階で遺伝子を操作するなどして、知力や体力、外見など親が希望する条件を備えた形で生まれる赤ちゃんのことです。
1978年に卵子と精子を体外で受精させる体外受精が可能になったことで、現実味が増しました。
日本では特定の病気を持っていないか、受精卵の遺伝子を前もって検査する、着床前診断はすでに一般的になっています。

このまま遺伝子解析が進むと、生まれてくる赤ちゃんを親が思うようにデザインすることも可能だと考えられています。
しかし、生命を商品価値のように扱う考え方には、倫理的見地から強い批判があります。

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『臓器移植法』
臓器移植する場合、脳死の判定について規定し、脳死を含め、死亡した本人、遺族の意思により、臓器移植を可能とした法律です。
1997年に施行された「臓器移植法」により、脳死後の心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸などの臓器提供が可能になりましたが、脳死後の臓器提供は本人の書面による意思表示、家族の承諾が必要でした。
本人の意志表示は民法上、15歳以上を有効としているため、15歳未満で脳死した場合の臓器提供はできませんでした。

そのため、幼少の子どもへの臓器の移植は不可能で、海外で移植手術を受けるため、多額の募金を集めなければならないというケースが後を絶ちませんでした。
2010年に改正臓器移植法が全面施行となり、本人の意思が不明でも家族の承諾があれば、臓器提供ができるようになります。
現在は15歳未満の脳死でも臓器提供は可能になっています。